世界。
世界は、私の届く範囲にしかない。
見えない、触れない、聞こえない、感じない、知りえない世界は、
「無い」のと同じだ。
そうすると、世界の中心は私という事になる。
だとしたら。
世界を変えられるのは、私だけだ。
と、確信したので。
手始めに、私の世界から珈琲を消しますよ、と、
目の前にある珈琲を飲み干してみたが、
笑顔が可愛いウェイトレスさんが現れて、
「おかわりいかがですか?」
と聞いてくださったので、頷いてしまい、
あっさり、珈琲復活。
世界支配、難しすぎる。